火災保険jungle

「火災保険」は、『火災』などの被害に遭ったときに、実際の損害額が補償される保険です。損害保険の中でも歴史が古い保険で、多くの損害保険会社の名前の中に、《火災》の文字が見受けられます。

『所得補償保険』や『介護保険』などと比べると、損害補償のイメージが分かり易い、《おなじみの保険》‥と、言えるでしょう。(火災と馴染みたくはありませんが…)

「火災保険」の種類の中でも、日常生活に関係が深い《住宅物件用》の「火災保険」に、「住宅火災保険」「住宅総合保険」「団地(マンション)保険」があります。「住宅火災保険」と「住宅総合保険」は、今も昔も販売されている商品です。

最もシンプルな「住宅火災保険」、ポピュラーな「住宅総合保険」、トレンディな「団地保険」…と、いったところでしょうか。

「住宅火災保険」は、『火災』による損害のほか、『落雷』『破裂・爆発』『風災・ひょう災・雪災』による損害が補償されます。

『落雷』『風災・ひょう災・雪災』は、《天災》です。予報や予防はできますが、避けられない災害ですね。
では、住宅の『破裂・爆発』とは、どのような災害でしょうか？『爆発』は分かるのですが、住居で『破裂』するモノって何？。

〈今朝、ウチの壁がパックリ裂けちゃって～〉‥ということでは、ありません。(…そんなコト思わないって？！)『破裂』するのは、水道管・消火器・スプレー缶・魔法瓶‥などです。

水道管が凍結によって『破裂』した場合は、《天災》のような雰囲気ですが…スプレー缶や魔法瓶などの『破裂・爆発』は、《人災》のニオイがします。

注意すれば、防げる事故なのです。気を付けなきゃ！

「住宅総合保険」と「団地保険」では、「住宅火災保険」の補償にプラスして…建物の外部からの物体が『落下・飛来・衝突』したことによる損害や、《自然災害》以外の原因による『倒壊』が補償されます。そして、盗難によって生じた『毀損・汚損』による損害も補償されます。

『落下・飛来・衝突』とは…空から飛行機が、地上では自動車が、住居に飛び込んでくるようなケースです。物騒な話ですが、起こり得る事故ですね…。