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騒じょう?…損害補償

■騒じょう?…損害補償

「火災保険」の中でも《年配》と思われる「住宅火災保険」は、とてもシンプルです。補償されるのは、『火災』『落雷』『破裂・爆発』『風災・ひょう災・雪災』による損害のみです。

平和で穏健に、静かにのんびり暮らしていれば、これだけ補償があれば充分なのかもしれません。しかし、世の中が活気付いてくると…「住宅火災保険」から発展した「住宅総合保険」や「団地保険」などの補償に、関心が向くのでしょうか。

「住宅火災保険」に補償をプラスして、〈住居に関する様々なリスクに備えよう!〉‥とするのが、「住宅総合保険」「団地保険」です。「住宅総合保険」「団地保険」では、外来物の『落下・飛来・衝突』や『盗難』、《自然災害》以外の原因による『倒壊』によって生じた損害も補償されます。

近頃は、家の中にいても《盗難》の被害に遭ったり、人身に危害が及ぶ場合もあるようです。怖いですね。

また、「住宅総合保険」と「団地保険」では、『騒じょう』などの集団行動に伴う暴力や破壊行為による損害が補償されます。『騒じょう』…日常生活では、聞きなれない言葉ですね。どうやら、保険の《約款用語》のようです。

『騒じょう』とは、群集または多数の者の集団行動によって…〈著しく平穏が害されあるいは被害を生じるが、治安維持上、重大な事態と認められる『暴動』には至らないもの〉‥といった状態を示します。《労働争議》などが、該当します。

さらに、「住宅総合保険」と「団地保険」では、住居で生じた事故による『漏水・放水・溢水』の補償があります。これらの《水濡れ》は、その事故が《自然災害》以外の原因による場合に補償されます。

ここで言う《自然災害》とは、主に「地震」を指しています。「地震」は「火災保険」では補償されません。(もう少し詳しく、《水災》に書きます)

日常生活に、《水》は必要不可欠です。ひと言で《水濡れ事故》‥といっても、いろいろな場合がありますね。(もちろん、濡れないに越したことはありませんが…)

『溢水』とは、〈水があふれ出ること〉です。(意味が分かるからイイや)‥と思い、今までテキトーに読んでいましたが…『いっすい』と、読むんです。

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