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地震保険と火災保険を深く深く

マニアック!…構造級

■マニアック!…構造級
「火災保険」で保険の対象となる《建物》の構造級は、保険会社によって一部異なる場合もありますが、概ね以下のように分類されています。なお保険料はA構造が最も安く、B、C、Dとなるにつれて高くなります。

基本的にはこんな感じ
A構造・・・柱・外壁ともにコンクリートで、耐火性能が優れた建物
B構造・・・鉄骨造で外壁が不燃材料や、木骨造であっても外壁が不燃材料の建物
C構造・・・木骨造りで外壁が一部不燃材料や準不燃材料の建物
D構造・・・まさに日本家屋といったような、柱も壁も木の建物

柱が木で、外壁はモルタルなどの不燃材であればC構造となります。

もっと深く見てみましょう。

○A構造・特級・1級1.…『柱』『はり』『床』『屋根』『小屋組』がコンクリート造で、『外壁』の全てがコンクリート造・コンクリートブロック造・れんが造・石造のいずれか

○1級2.…『柱』『はり』『床』がコンクリート造または耐火被覆鉄骨で、『屋根』『小屋組』(…最上階の『はり』を含む)『外壁』の全てが不燃材料

○1級3.…『柱』『はり』『床』が防火被覆鉄骨または防火被覆木骨で、外壁の全てが不燃材料または準不燃材料

○B構造・2級…鉄骨造または木骨造で、『外壁』の全てがコンクリート造・コンクリートブロック造・れんが造・石造・土蔵造のいずれか

○C構造・3級1.…「B構造(2級)」の鉄骨造に該当しない建物のうち、『外壁』の全てが不燃材料または準不燃材料

○3級2.…『柱』『はり』『床』が防火被覆鉄骨または木骨造で、『外壁』の全てが不燃材料または準不燃材料

○3級3.…「A構造(特級・1級)」「B構造(2級)」の鉄骨造に該当しない建物のうち、『外壁』が不燃材料・準不燃材料・合成樹脂(プラスチック)板張・木板張・布張以外

○D構造・4級1.…「A構造(特級・1級)」「B構造(2級)」「C構造(3級)」の木骨造に該当しない建物のうち、『外壁』が合成樹脂(プラスチック)板張・木板張・布張

○4級2.…「A構造(特級・1級)」「B構造(2級)」「C構造(3級)」に該当しない、木骨造の建物・同じ《木造》でも、『外壁』の材料によって、「B構造(2級)」」と「C構造(3級)があります。

『外壁』が石系(?)だと、「B構造(2級)」なんですね。構造級が違うと、「火災保険」の保険料も違います。

燃えない構造の《建物》と知らず、《燃えやすい》と思って、高い保険料を健気に(?)払い込んでいませんか?

火災が起きて…保険料を多く払い込んだ分、「保険金」が多く支払われるわけではありませんよ。注意が必要です。

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