火災保険jungle

地震保険と火災保険を深く深く

地域と構造~「地震保険」の保険料

地震の発生率は、地域によって異なっています。そこで、「地震保険」の保険料の『基準料率』は、保険の対象となる《建物》や《家財》を収容する建物が所在する地域…都道府県ごとに、決められています。全国の都道府県が、1~4の四つの《等地》に区分され、『基準料率』が設定されているのです。《等地》が高いほど、保険料は高くなります。
以下は、2007年10月1日以後の契約に適用されている《等地》です。

  • 1等地…岩手/秋田/山形/福島/栃木/群馬/富山/石川/福井/鳥取/島根/山口/福岡/佐賀/長崎/熊本/鹿児島県
  • 2等地…北海道・青森/宮城/新潟/長野/岐阜/滋賀県・京都府・兵庫/奈良/岡山/広島/大分/宮崎/沖縄県
  • 3等地…茨城/埼玉/山梨県・大阪府・香川/愛媛県
  • 4等地…千葉県・東京都・神奈川/静岡/愛知/三重/和歌山/徳島/高知県

「地震保険」の『基準料率』は、《建物》の構造によっても異なっています。保険の対象となる《建物》の構造が「木造」と「非木造」の二つに区分され、それぞれについて、さらに都道府県ごとの『基準料率』が設定されているのです。

「非木造」は、鉄筋コンクリートや鉄骨造などの《建物》で、「火災保険」の『構造級』がA・B構造または特・1・2級に該当します。「木造」は、木造モルタル塗や木骨造などで、『構造級』はC・D構造または3・4級です。

「木造」の《建物》の方が保険料が高く、「非木造」の2倍前後になっているようです。
鉄や石ではなく、樹木に囲まれた住居で暮らせば、毎日穏やかな気持ちでいられそうです。しかし、「木造」の家は、地震の揺れによる損壊や火災による焼損などの危険が大きいのです。

…う~ん、残念。

☆「損害保険料率算出機構」ホームページ『地震保険の基本料率』
http://www.nliro.or.jp/service/ryoritsu/quake/tekiyou1.html

カテゴリー… 地震保険を深く深く.

火災保険@deep